平成２３年６月１５日、広島商工会議所にて、２０１１前期・夕学五十講を受講しました。

　慶応丸の内シティキャンパスで行われた干場弓子氏の「ヒットに方程式はあるか」の講演が全国に同時配信され、最後は全国からの質問にも答えるといった形式のものです。

　干場氏はディスカバー２１の取締役社長として、書店との直取引で日本１の出版社に育て上げた女性。CDサイズのシリーズ、ミリオネーゼシリーズ、強育シリーズ、携書シリーズ、Dis+coverサイエンスシリーズなどを立ち上げ、編集者として、勝間和代さんの各書籍、小宮一慶さんのビジネスマンシリーズ、流行語大賞にノミネートされた『「婚活」時代』を手がけるなど、常に新しい視点でヒットを創りだし、2011年には『超訳　ニーチェの言葉』が同社初の100万部を突破。重版率が昔は５０％、今は２５％が平均となっているところ当社は高い重版率を誇っている。

　ということで、書籍版のヒットに方程式はあるか。出版関連業界の人の聴講が多かったようです。

　まずは、１０００円、３０００円の受講料でそんなことは教えられないと軽いジャブ。

　講義の中から少しだけオヤジン流で一部を要約？

　（売れる本・２つの条件）

　ヒット作を作ろうと高い意志　　を持って作ること。　WILL　TO　SELL

　DICCOVERがあること。　ABILITY　TO　DISCOVER（WILL　TO　MOVE）

　（DICCOVERとは　E=MC二乗）

問題意識（M）を持って、知識の引き出し（COLLECT）を活用して、想像的な組み合わせ（COMBINE）を行い、感動（MOVING）を与える

　（DICCOVERのスキル）

　先入観を持たない。前例主義にならない。　→　販路なしで直取引、新人発掘

　本質を見る。お客様を見る。　→　携書　1000円

　（DICCOVER力をヒットにつなげるには）

運をつかめ！

　　・芽の出そうな場所を耕し、種をまく

　　・水を絶えさせないマメさ　・・・・・・

　（メディアの利用について）

新聞、雑誌の影響力は弱まっている。web（ブロガー等）の活用が一つのカギ、しかしなんといってもテレビの力が一番。